小諸を後にして、最後の目的地、龍岡城へ向かう。
臼田駅
臼田駅です。いい駅です。
龍岡城へは隣の龍岡城駅より臼田駅の方が近いので、ここから歩いていきます。
かつて2面3線あった配線も1年前に交換設備が廃止されており、今は1面1線になっています。
線路設備は最近工事したばかりなのか、いろいろ残ったままになっていました。
効率化のためなら容赦の無い東さんですが、保線線路ごと引っぺがすのは大胆だ…。
旧貨物ホームは大丈夫そうだけど、待合ベンチのある島式ホームは今後撤去しちゃうのかな。
線形改良も兼ねて乗り場ホームの拡張とかやるかもしれませんね。
龍岡城に向かう道中の交差点。「日本で海から1番遠い地点」は山の中にあるそうです。
龍岡城
だらだらと歩いていたら着きました。龍岡城です。
ここは日本で2ヶ所しかない、☆の形をした星形要塞、つまり五稜郭です。
龍岡っていうのはこの辺りの字名らしいですね。
ただ、「城」といいつつ、実際は龍岡藩の陣屋だったので、規模はそこまで大きいわけではない。
また、城内は小学校となっていますが、2022年度で廃校となるそうで、廃校後は校舎を取り壊して、当時の状態に復元する計画があるようです。
ここの大手門跡も、もしかしたら門が復元されるかもしれません。
城内での現存遺構である御台所。もともとは城内の中心辺りにあったのを移築している。廃校後はもとの場所に戻す予定らしい。
休日だったので小学校はお休みだったけど、やっぱり校内にいるという気持ちはドキドキするので、早々に退散。
であいの館に寄った後、次は山を登ったところにある展望台を目指します。
やっぱり星形といっても、地面で見ててもよく分からない。ここまで来たからには上から見ないことには帰れない。
いや実際歩いていたら、道路や堀の形でなんとなくわかるけど。
写真の時点でめっちゃ眩しい。この時点でたしか15時くらいです。
展望台へ
龍岡城が見渡せる展望台へは車でも行ける林道ルートと徒歩でしか行けない登山ルートがあります。
勾配的に楽なのは林道ですが、城からは回り道になるので直進的に行くには登山ルートが一番早いです。
ただ、登山ルートは地図に描かれていないので、であいの館で案内図をもらいました。
最初からこれ。
道を間違えたかと思ったけど、よく見ると「展望台↑」って紙が貼ってあるので行くしかない。前途多難感が半端ないですが、人は通っても大丈夫なので奥へと進みます。
次はどっちだ…って思う頃に矢印くんがいるので迷わない。
案内図に描かれている柿の木チェックポイントまできた。登山道はこのまま真っすぐです。
登山道はよく整備されていて、道が見えるので迷うことはないです。看板もときどきあるので大丈夫。
ちなみに写真だと分かりにくいですが、めちゃくちゃ急勾配です。
撮ってないですが、登山道入ってしばらくはお墓があります。また、石垣が組まれている平場があったり、炭焼き窯の跡もあったりと里山を感じられる。
この九十九折の上が林道。
今回はちゃんと山登れる靴で行ったけど、スニーカーとかで登ってたらダメだったな。
あと、今回は秋だから藪も虫も心配なく登れたけど、他の季節ならもっと対策していかないとヤバイと思いました。
登山道を登り切って、林道まで来れた。逆コースだったら絶対こんな道入っていかない。
林道をしばらく歩くと、また小道に入っていくルートになります。展望台はもうすぐそこですが、途中に三角点があります。
龍岡城からここまで20分くらいで行けると思ったんですが、結局30分かかりました(疲労困憊)
というわけで着きました、展望台。
紅葉がすごいですが、さんざん見てきたので全然キレイに撮ろうという気持ちがない。
龍岡城展望台
展望台から撮った龍岡城です。
夕暮れ時なのに夕日が上手に収まっているわけでもなく、紅葉とバッチリ撮れているわけでもない…。
こういうときにもっと写真練習しておけば良かったと後悔するのであった。
自分としては、「小学校の校舎がある龍岡城」を撮りたかったので目標達成です。
そりゃあ復元されるのが一番でしょうけど、城内が「学校」になって100年以上経っているのも歴史として認識しないといけないと思うわけです。
そして何より、堀に囲まれた小学校が単純にカッコイイじゃないですか。
あと、分かってはいたけど、ザ・★!って感じで撮るのは高さ的に無理ですね。
星力を感じたいときは大人しく航空写真見るかドローン飛ばすしかなさそう。
ほんとは展望台からさらに林道を登って行ける田口城跡も行ってみたかったけど、日も暮れてきたので撤収。
帰りは林道を下りて龍岡城駅まで向かいます。
龍岡城駅は1面1線の駅ですが、待合室はお城っぽくなってました。写真は撮り忘れた。
あとは林道の様子を何枚か撮ったので、それを上げて終わりにします。ありがとうございました。
林道は舗装されてはいるが時々砂利敷になる。待避所も所々にあるがあんまり広くはなかった。
幸いにもクマさんには出会いませんでしたが、いても全然おかしくない雰囲気。
終わり。