千葉好き地図鉄の雑記録

千葉県の鉄道などについて記します。

松代と小諸に行ってきた①

松代

長野県の松代と小諸、龍岡に行ってきました。
松代駅や松代城を見てきました。

街の案内図

松代駅跡

松代駅跡

長野電鉄屋代線の松代駅。廃止から約20年が経っていますが、まだ鉄道が通っていると感じられるこの佇まい。
めっちゃいい天気。ちなみに、ここまでは新幹線とバスで来ました。

駅舎内
駅舎説明
ホーム

島式ホームは解体されて駐車場になっています。線路はもう無いけれどホームから降りると不思議な気分になる。

信号梃

信号てこ。他の方の写真だと並べられているけど、こんな感じで積まれていた。

屋代側

須坂側は自転車道にするための工事が始まっていた。

松代城

松代城太鼓門

基本的に野面積みの石垣だけど、城内の所々に打込み接ぎらしさもある。両者の中間って感じ。あとめっちゃいい天気。

海津城址之碑

信長の野望やっていると松代城よりも海津城の方がしっくりくる。

戌亥隅櫓台から北不明門
本丸から北不明門

肝心の戌亥隅櫓台の石垣は撮り忘れたよね。


松代駅は松代城の二の丸や埋められた外堀の位置に建てられており、鉄道が城の縄張りをぶった切った形となっています。
同じような例として岡山の福山駅や、(本丸ごと潰した)新潟の長岡駅がありますが、明治期に城跡を鉄道敷地に利用するのは、市街地に近い&一定の広さがある等といった要因があると思っています。

城郭サイドからすると完全復元の障害でしかないでしょうが、歴史地理的には城跡の利用方法の一つとして、とても面白いです。


松代象山地下壕

地下壕の入口

戦時中に掘られた松代地下壕。
人が掘削しているため、天然洞窟よりも10倍歩きやすい。ヘルメットを付けて入るけど屈まないと入れない場所とかは無い。
奥まで行ったら折り返して入口まで戻ってくるスタイルのため、トイレとかは先に済ませておこう。

ちなみに地下壕の中は淡々と説明文があるだけなので、詳しく歴史を知りたい人は地下壕入口の隣にある歴史館に行きましょう。


コウモリがいるって聞いていたけど、全然いなかったぞ…。

地下壕内

豪内はほとんどの箇所が鉄骨で補強されている。

削岩機ロッド

まず削岩機で岩盤にロッドを打ち込む。これは抜けなくて放置されたロッド。

削岩機ロッド掘削跡

ロッドを抜いたら、穴にダイナマイトを入れて発破する。

ロッコ枕木の跡

粉砕した岩石をトロッコに積んで搬出する。

測点跡
地下壕内の温度。13.5℃

(地下壕よりも朝の長野駅の方が寒かった)

川中島古戦場

最後に時間が少しあったので、川中島に行ってきた。

川中島大合戦図
武田信玄上杉謙信
三太刀七太刀之跡
執念の石

長野

一応、廃線メインでやってるブログなので、申し訳程度の廃線要素。

善光寺白馬電鉄山王駅

善光寺白馬電鉄の山王駅跡です。石垣上に1面1線の駅が置かれていました。昔は橋脚もあり、築堤ももっと高かったそうですが、失われています。
石垣に「山王驛花園」という木札が掲げられていたようですが、自分が行ったときは無くなっていたのか蔦に覆われていたのか見つけられませんでした。

ちなみに築堤の道路挟んで反対側(南長野駅側)は普通に家となっていて廃線跡とは全然思えません。
自分は時間が無かったので行きませんでしたが、南長野駅から信濃善光寺駅までは市街地なので廃線探訪しやすいと思います。


次回は小諸と龍岡。