船橋鉄道は川を越えられず
5回目は最後の工事区間、柏市風早~大井となります。
この区間の工事された距離は長かったものの、開発によって遺構は失われています。
風早の航空写真です。まだ国道16号線も県道8号線も未開通。一番下の矢印の辺りが沼南風早工業団地です。
無駄に赤矢印を置きましたが、キレイな線がわかると思います。
上2つ目の矢印の先には築堤があります。
写真中央が大津ヶ丘、北側が大井です。
未成線跡は弧状を描いて北に向かっており、場所によって切土工事をしている様子がうかがえます。
一番北側にある築堤で未成線跡は途切れますが、この築堤が船橋側からみて最後の遺構です。この先約3kmいくと柏駅です。
旧版地図にも描かれる築堤。
みての通り、船橋鉄道の築堤は大津川の手前で止まっています。ここから橋を架けるつもりだったのでしょうか。
最後はトレース。
この区間は工業団地や住宅地として完全に開発されているため、船橋鉄道関係のものは何も無さそうです。
大津川手前の築堤も崩されてしまい跡形もありません。
最後は起終点駅であった船橋駅と柏駅周辺です。
幻の船橋鉄道を探る⑥~船橋駅と柏駅 - norehero-19の日記